自閉症児の父のブログ

三人息子の父親。長男は自閉症児で困ったことや役に立つ情報の発信

障害児の父として

今年で息子が今年小学校2年生になる。

しかし、一年通った学校でも登校には付き添いが必要だ。

何故なら知的障害の自閉症だからだ。
一人ではまだ登校ができない。

今はまだかわいい我が子も、私のように髭が生え、すね毛や脇毛が生えてくる。声もかわるだろう。

癇癪を起こせば今はまだ小さい子供なので、微笑ましく周りにみてもらえるが、大きくなれば怖い人にしか見えないだろう。

息子は会話のキャッチボールができないため、私は6年間息子と親子のような会話をしたことがない。

会話のキャッチボールはできないが、簡単な言葉なら理解ができる。夢中になるものや、好きな食べ物、嫌いな食べ物もある。

普通の子供なのだ。

ならば息子にも普通の父親が必要だろう。
そして障害児の父としての特別な役割もいるのだろう。

たった一度の人生で二つの役割を持たせてくれたことに感謝したい。

「きっとこの子はあなたが必要だったからあなたの子供として産まれたんだよ」

と言われたことがあるが、私はそうは思わない。

息子がいたから今ここに書き記している。
息子がいたから色々考えている。

だから障害児を持って悩んでいる父親がいたらこういいたい。

『子供があなたを必要としていたのではなくて、
あなたが子供を必要としていたからあなたの所へ産まれてきてくれたんです』

私は、私が死ぬまで、または息子が死ぬまで二つの父親を最後まで全うしたい。